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一昔前の町ではマッチ売りの少女が
純粋な心で一本何円かのマッチを売っていたという
けれどそのマッチを買う大人や富豪は誰も居なかった
少女はその小さなマッチを売らなければ
最低限の食事も生活も出来なかったという
けれど誰一人 そのマッチを買う者はなく
少女は途方に暮れ 耐え切れなった寒さと貧しさとで
とうとうその大切なマッチに火を燈し そして素敵な夢を観ながら
幸せに包まれながら永遠(とは)の眠りに就く・・・
と言うとっても悲しく切ないお話
けれど現代のこの町にはマッチ売りの純粋な少女なんて居やしない
今のこの町ではマッチでは無くエッチを売り物にして
エッチ売りの少女が居る
マッチは買わなかった大人や金持ちもエッチじゃ買い捲る
一本何円のマッチは買わず 一回何万円ものエッチは買いたがる
純粋なマッチ売りの少女の面影すら今のこの町(時代)にはありはしない
不純な動機や理由でエッチを売る エッチ売りの少女たち
そしてまた不純な性欲や愛欲に溺れた大人達が買いたがる
馬鹿げてる話さ けどそんな馬鹿げた話が それが現実的なお話(現状)
・・・今の時代はマッチじゃなくエッチ・・・
けれどそんな町(現実)は誰にも(子供たちには)語れない
とてもじゃないけど良い話で子供には話せやしない
誤魔化して話したって子供はもう知っている そして少女は思うのさ
いざとなれば自分でも売り物になれると・・・
だけど僕はそんな薄汚れたエッチなんて買いやしない
僕なら きっと僕なら そんなエッチ売りの少女のあふれる夜の町で
純粋にマッチを売る少女を見付け出し そしてそのマッチを買って
二人で温かいスープや温かいチキンを頬張り
そしてその少女の温かい夢や希望をきっと聞いてあげたい
だから僕はマッチは買うけれどエッチは絶対に買いやしない
だから僕はこの町にまたいつの日にか 純粋なエッチでは無く
マッチ売りの少女が現れる事をいつまでも願い信じ続けていきたい
今は例えマッチがエッチでも
いつかきっとまたエッチがマッチに変わる事を僕は願っています・・・
PS.
この作品は今発生している社会問題の一つの援助交際のコトを断片的に
書きましたが、勿論これが全てでは無いですし、視点も曖昧な視点からの
描写ですので、読み手は曖昧なモノとして読んで下さい。
作者
Kazuhiko Saito
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